長野市の中古マンションを購入し、すぐにリノベーションしました。若干、リノベーションという響きが小っ恥ずかしいのですが、定義上リフォームではなく、リノベーションという表現の方が正しいようで……。
着工するまで、とにかく色んなことを建築家さんと話しながら決めていくわけですが、ほぼほぼ“提案されるものを飲み込む形”でひとつひとつ手順を進めていきました。
家なんて一生に一度の買い物とも言われますし、自分のイメージをしっかり持った方が良いと思うんですが、結局素人のボクのセンスなんて大したものであるはずがないので、そんなもの全部捨てて「お任せ」したのです。
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お任せしたのは、長野市の中央通りにあるCREEKSという会社。社長の古後さんに設計をお願いしました。
結果的に、ほぼ古後さんのセンスに任せる形だったわけですが。まず、古後さんとは以前から知ってる仲だったこと。そして、ご自身が設計されたご自身の家の写真を見ていたこともあって、おんぶに抱っこできたんだと思います。逆に言えば、リフォーム一括見積りサイトとかでヒットした会社だと、こうはできなかったかも。
着工までも着工してからも、幾度となく打ち合わせをしましたが、ボクはだいたい何を聞かれても「はい、それでいいと思います」としか答えてこなかったので、もしかしたら不思議な客だったかもしれません。
けれど。ボクが何かを決断しなきゃいけないとき、建築家さんの方でA案とB案という2択で提示してくれたのもすごくやりやすかったです。2択って楽ですね。
部屋に散らばる小物も、まともに自分で決めたものは1個もなく。自分の発想では出てこなかったものばかりなので、すごく満足しています。
当たり前なのですが、建築家さんってずっと建築のこと考えながら生きてるわけですよね。そんな人たちに、ボクみたいなもののセンスが敵うわけがない。
「クロスの色をグリーンにしたら?」と言われたときも、最初は「グリーン?大丈夫かな?」と思ったのですが、「まぁいいや。建築家さん(古後さん)が言うんだからきっと大丈夫なんだろう」と思うことにしたのです。出来上がったの見たら、やっぱりグリーンでよかった。
ちなみにパントリーの壁はイエロー。リビングの扉はブルー。キッチンはホワイト。なので、文字面だけでみるとアホみたいな配色です。でも仕上がりはすごくいい。たぶんそれがプロなんでしょう(古後さんがカラーコーディネーターみたいですけど、建築家です)。
結局、自分のイメージのものを注文するとそれ以上にはなりにくく。だったらいっそ、自分の信じるプロに「丸任せ(丸投げではなく)」しちゃった方が上手くいく。
チラ見せ打ちっぱなし天井も気に入ってます
東京の世田谷に住んでたとき。人気のラーメン店で「背脂抜きってできますか?」と聞いてる客がいて、店員に「そんなんしたら味変わっちゃいます」と言われてました。餅は餅屋。
▼コワーキングスペースですが建築の仕事もやってます
▼工事をお願いした会社