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10人の子供が矢を射る『大町流鏑馬』、記念館では大型人形がぐるぐる回る

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長野県大町市では、若一王子神社という神社の神事で「大町流鏑馬」というものがあります。流鏑馬を見たりするお祭りは全国各所で行なわれているのですが、大町市の特徴は10人の子供が矢を射るということ。毎年7月の第4日曜日に行なわれているそうなのですが、その時は町が大勢の人で埋め尽くされます。なかなか珍しいお祭りということもあって、大町市内には『流鏑馬記念館』という記念館まで用意されていました。

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「塩の道ちょうじや」というところを入ります

信濃大町駅から商店街を歩いていって、いーずら大町特産館の角を右に曲がると「塩の道ちょうじや」と書かれた看板が見えてきます。ここは塩の道に建っていた旧平林家の建物。江戸時代の庄屋、塩問屋として商売を行なっていた旧家の様子が見られるわけですが、流鏑馬記念館もこの中に隣接する形で入館できます。ちなみに入館料は500円。

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江戸時代から残る蔵

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古くから残る蔵がそのまま残っています

母屋は一度焼失しているので、明治時代にできたものなのですが、焼けなかった蔵は江戸時代から残るもの。中には、実際に商売を行なっていた時に使っていた帳簿などから、塩を保存するために使っていた道具などが展示されていました。千国街道の歴史がココに詰まっているといっても過言ではないでしょう。

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そして奥には流鏑馬記念館

さらに奥には流鏑馬記念館が併設されていて、中に入ると流鏑馬に関するアイテムがずらりと展示。10人の子供が実際に着る衣装や弓、矢を見ることができます。このあたりには三日町や大黒町といった10の町があって、それぞれの町を代表した子供を選出。その年に身内に不幸の無かった7、8歳の男子が選ばれるそうですが、男の子ならなかなか名誉なことですね。


中に大きく展示してある流鏑馬の人形は、ボタンを押すとぐるぐると回りだしました。回ることで、後ろ姿がしっかりと見えるので良いのですが、回っているのを待っているのはなかなかシュールな時間です。

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神事はビデオでも説明されていました

記念館の奥には、ビデオで神事について詳しく説明されています。馬に乗って矢を射る子供は、神の子供として扱われるので、地面に足を付けてはならない。馬の回りにはそれぞれ介助役などの大人が取り囲む。3箇所の的場をゆっくりと回るなど、色々なしきたりがよくわかります。

7月に訪れて神事を見るのが一番良いのですが、事前に流鏑馬記念館に行って勉強しておくと、お祭りがより分かりやすくなると思います。ご興味あればぜひぜひ!!

信濃大町 塩の道ちょうじや