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長野ウラドオリ

信州のへんてこ情報ウェブ

隠れキリシタンの歴史!? 奈良井宿には、首無しのマリア像があった!

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奈良井宿に大宝寺というお寺があるのですが、その境内には「マリア地蔵」という変わった地蔵が置いてあります。マリアと言えば、キリストの母である聖母マリア。仏教の信仰対象である地蔵とは全く異なるもののように思うのですが、一体何なんでしょうね。マリア地蔵という名前を聞いた時点で、ちょっと気になってきます。

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受付に人はおらず拝観料を箱に入れて入っていきます

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草木の生い茂る小路を進みます

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ありました!マリヤ地蔵

寺の門をくぐり抜け、左手に進むと「マリヤ地蔵」と書かれた石の看板が見えて来ます。マリアとマリヤでは少し違うような気がするのですが、観光案内地図にはマリア地蔵と書かれていました。ちょっと謎です。単なる書き間違えでしょうか。

「ヤ」と「ア」の問題が若干頭を悩ませつつも、少し進むとマリア地蔵がありました。ただ・・・・

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首が無い!

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とれたのでしょうか?

首が無い!!首が無いです!!元々あったものがとれてしまったのでしょうか。草むらに現れた首無し地蔵はなかなかのインパクトです。想像していたものと違ったので結構驚きました。ちなみに、ココに表記されているのは「マリヤ地蔵」。やはり、マリアじゃなく、マリヤなのかもしれません。

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でも、こっちにはマリア地蔵と書かれています

近くの看板には「マリア地蔵」と表記されていて、どっちがどっちだか結局よくわからないまま……。しかし、よくよくこの地蔵の説明書きを見ると、ちょっと衝撃的なことが書かれています。なんでも、地蔵が発見されたのは昭和7年のこと。地元の人が薮の中から発見したのですが、抱いている赤子の持っている蓮華がクロスを表現しているので、隠れキリシタンの信仰を表していたのではないかということらしいのです。

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確かに、赤子を抱いています

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クロスした十字架のようなものも…

これを見て、隠れキリシタンのマリア地蔵だと判断したっていうのがなかなかスゴいです。それだけ、歴史の事実という意味において、隠れキリシタンの存在というものが大きかったということなのでしょう。何気なく見ていれば、単に頭の欠けたお地蔵様くらいにしか思えないと思います。

自分の信じている神様の存在が、幕府によって禁じられる世の中というのは相当悲しいこと。踏み絵をしたりしていた時代もありますし、こうして隠れ隠れしながらひっそりと信仰していた人達もいたんでしょうね。ちょっと変わったお地蔵様ですが、歴史の一辺を表しているので興味があれば足を運んでみてください。