
戸隠神社の奥社駐車場近くに、戸隠忍法資料館というものがあります。からくり屋敷や民族館とともに併設されているものなのですが、忍者のコアな部分に触れることができてなかなか楽しい施設なのです。
戸隠には「ちびっ子忍者村」というアスレチックスポットがありますが、こっちはもう少し大人向けな忍者屋敷。手裏剣投げができたり、からくり屋敷で不思議体験ができたりと遊び方は様々です。

忍法資料館がスゴい!!
散々テレビでも取り上げられている手裏剣投げと、写真撮影不可なからくり屋敷は置いといて、中でも見てもらいたいのが戸隠忍法資料館というトコロ。
ここには、戸隠流忍術三十四代宗家初見良昭氏から寄贈された忍者の資料が詰まっているのです。時は平安時代、源氏群であった木曽義仲に仕えていたのが仁科大助という忍者で、戸隠流の初代にあたるのだそう……。
あまりに凄まじい忍術や、忍者の様子が展示されているのでそれらを抜粋して紹介します。
水とんの術

竹の筒が水中から出ていると・・・

中では必死な忍者が潜んでいます
雪とんの術

雪をバサーっとやって攻撃するそうです
小学生とかやってそう
九字の印

リン、ビョウ、トウ、シャ・・・っていうやつ
六尺火炎棒

炎による攻撃、スゲー強そう!!
忍者の道具

毒薬や目潰しの道具が展示されていました
忍者と言えば一番身近に感じるのが、『忍者ハットリ君』という昔のアニメ。もしくは、映画『モテキ』で長澤まさみが、「ドロンします!」と言って下北を去っていったシーン。そんなイメージしかなかったので、険しい顔をした人が水の中に潜っている写真や、目潰しや毒薬の道具は刺激的です。過酷な戦の中にある真剣勝負が見てとれます。
ただ、中にはちょっとツッコミどころ満載なものもあって・・・
変装の術

出っ歯を装着して変装?!

まさか!! 変顔して変装?!
頭突きの稽古

頭突きの稽古らしいです
頭を掴まれ、岩にゴンゴンとぶつけられています

本当に試練なのでしょうか

怖いよ、大丈夫かい?
飛鳥の術

飛鳥の術らしいのですが、よくわかりません
昇天の術

木を登る忍者

『木にかけ登る練習 だんだん直角の木に登るようになる』
マジか!?
六尺棒首抜け

4対1でこの技……。
こうなる前になんとかならなかったんだろうか……。

でも、首をひねって・・・

抜けた!!
というか、抜ける前提の技という匂いがプンプン……
畳返し

手裏剣を畳で防いだ状態

ドヤ顔!!!

ドヤ顔ーーーー!!!!
忍者の集合写真

謎の集合写真、すげえ無防備
映画、アニメ、ドラマ、小説などで『忍者』という世界が作り上げられていますが、実際の忍者は奇妙奇天烈であるが故、常人からは理解しにくい境地にあるのだとわかりました。ツッコミ所が満載なのもまた忍術なのかもしれません。結局のところ、全てを理解されると忍者が忍者でいられなくなるわけで、かなり謎な集団でいなければならないのでしょう。
最後に最も気に入った写真を紹介します。

愉快なポーズ!

アゴをしゃくらせてるし!
すっかり忍者の虜になっちゃう忍法資料館。興味がある人はぜひとも訪れてもらいたいと思います。
戸隠民俗館・ 戸隠流忍法資料館・からくり屋敷 | 観光情報 | 戸隠観光協会