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長野ウラドオリ

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高低差200mを歩いてアクセス?! JR飯田線『田本駅』は断崖絶壁のすんごい秘境駅!

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秘境駅の宝庫とも言われるJR飯田線。なかでも田本駅がスゴいという話を聞いたので行ってみました。秘境駅マニアの牛山隆信さんという方がご自身のサイトでランキングを作っているのですが、その中で全国4位に君臨しています。(参考:秘境駅へ行こう!

田本駅があるのは長野県泰阜村の東部。本来ならば飯田線に乗って行くべきなのかもしれませんが、近くまで車でアクセスし、駅まで歩いてみることにしました。一般的な駅にあるような青看板で示された案内表示などはなく、あったのは木製の小さな看板だけ。どうやら、人がひとり通れるくらいの細い道を進まないといけないようです。

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こんな道を歩いて行きます

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意外と遠い・・・

矢印の書かれた看板があったので、割とすぐ近くに駅があるのかと思っていましたがコレが意外と遠い。山道を下って下って、ひたすら歩いて行きます。まわりでカサカサ音がするかと思ってみると、トカゲが這っていたり。時折、天竜川がチラチラ見えたりはしますが、基本的には草木しか見えません。

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絶壁に作られた道をも進んで行きます

途中、明らかに絶壁に作られた道を歩いたりしながら進んで行きました。雨だったらどうしようとか、雪だったら駅まで行けないんじゃないのとか、そういうネガティブなことを考えるばかり。ホントにこの先に駅があるんだろうかと疑うほど、長〜い道のりを歩かなければなりません。

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なかなか着きません・・・

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しかし、ようやく・・・・

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どうやら、これが駅につながる階段のようです

山道を下り続けること、およそ20分。ようやく駅らしきところに着きました。さすが秘境駅と言われる田本駅。利用するには相当困難な道のりを歩きつづけなければなりません。これほど激しい駅徒歩20分はほかにないでしょう。

あとで調べて分かったのですが、山を下りはじめた場所から駅までの高低差はなんと200m。軽い登山ですね。秘境と言われるだけのことはあります。

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着きました!!!

改札はないので、歩いてそのまま駅のホームに入ることができました。運賃は乗車時に車掌さんに手渡しか、降りる際に支払うそうです。それにしてもホームが狭い、狭すぎる!

ホームから線路を見るとその先はまさに断崖絶壁。ホームからのアングルだと写真で伝えられないくらい絶壁の中に駅がある状態です。ずっと下に天竜川が流れ、昔は山の奥に集落があったので駅が作られたのだとか。

それにしてもすごい駅。これぞ秘境ですね!

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さすがトップクラスの秘境駅!

駅は、まるでトンネルの間を切り裂いて作られたかのよう。前を見ても後ろを見てもトンネルが続いています。ホームに乗客の姿はなく、次に電車が来るまで時間があるからなのか、工事関係の人が数人、線路の上を歩いていました。

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黄色い線の内側を歩くように促す貼り紙

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黄色い線の内側を歩くだけでも大変です

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ノートも置かれていました

実際の需要という意味での乗降客はほとんどゼロに近いのではないかと思われます。ノートにはたくさんのメッセージが書かれていたので、「秘境駅に来たかった」という理由で乗り降りする人はたくさんいるのだと思われますが……。

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少し上から見た田本駅…絶壁感が伝わるでしょうか…

絶壁の中にある田本駅。駅がなくとも、線路をここに通した昔の人達に感服してしまいます。山を切って最小限の土台を作り、周囲に住む人達の暮らしを支えていたのかと思うと愛おしくなりますね。秘境駅って感動できる場所だったんだ。

そして電車を待たずに帰ることにしましたが、帰りは上りの山道です。それも含めて壮大なる秘境を味わうことができると思いますので、ぜひとも一度は訪れてみることをオススメします。