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カッコいい名前……県内初の『エクストラドーズド橋』なるものが飯山市で建設中

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飯山市の中心地にある「中央橋」が架け替え工事をしています。昭和31年から使われている赤く目立った中央橋なのですが、道路幅が狭いことと老朽化を懸念して、新しい橋をすぐ隣に建設中。どうやら、北陸新幹線の富山開通に合わせるように工事が進められているようです。

そんな、新中央橋なのですが、工法として採用されているのが『エクストラドーズド橋』という種類のもの。道路に架ける橋としては長野県内初の橋になるということで、完成前から話題を呼んでいます。橋に詳しくない人でも、名前を聞くだけでなんだかワクワクしてきますね。

なんだか、必殺技の名前のような『エクストラドーズド』。


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カッコいい

響は強烈にカッコいいものの、橋の工法と言われてもピンと来ない人がほとんどだと思います。少し調べてみると、下記のような記述を見つけました。

エクストラドーズド橋とは、エクストラの「範囲外に(主桁の外に)」と、ドーズドの「補強された」に由来した橋梁です。つまり、主桁の外に補強材であるPC鋼材を配置した構造です。

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それだけ聞くと斜張橋との区別がつきにくく、ランドマーク的(観光スポットなど)要素が強い点からみれば類似点が多く、「斜張橋=エクストラドーズド橋」と思われる方もいるかもしれませんが、違います。

一般的には、斜張橋より短い橋に採用されており、橋脚上に設置された主塔の高さは斜張橋より低くなります。また車の荷重(名称:活荷重)に対しては、斜張橋は主に斜めに緊張したPC 鋼材(名称:斜材)で抵抗し、エクストラドーズド橋は主に主桁で抵抗する構造であるため、全体剛性が大きく、たわみが小さい特徴があります。また、斜版橋と呼ばれるエクストラドーズド橋の斜材をコンクリートで覆った橋梁もあり、振動が少ないことから鉄道橋にも採用されています。


……と、これでもよくわからない方のために、ざっくり説明。

斜張橋のように・・・、

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斜張橋

橋にズガンと主塔が立っているわけじゃないけど、何本か低めの塔もあるし、そこから斜めに伸びるワイヤーのようなものもついてる橋のこと。

短めの橋に有効で、なんだかんだコストダウンしやすいのが特徴。

どうでしょうか。いちおう信州大学工学系研究科の博士前期課程を出ている僕です。ちなみに専攻は土木工学なので、モロ専門分野です……。でも、いまいちわからない。

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少し遠めから見た中央橋(奥に新中央橋を建設しています)

新中央橋の長さは365メートルと、橋としては短めなのだそうです。車道の両側には歩道もできるようなので、散歩できたり、自転車での通行も可能となることでしょう。千曲川の風景を楽しむこともできそうですね。

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工事はもうすぐ大詰め段階

完成したら、どんな姿になるんでしょうね。キレイな橋は、街のシンボルになったりもします。橋から眺める風景、橋を眺める景色。どちらも期待が高まりますね。