
2014年8月3日。長野県上田市で「信州爆水RUN」という変わったマラソン大会が開かれていたので、見てきました。
今年で19回目となるこの大会は、信濃川水系である「依田川」の河川敷を駆け抜けるレース。コースは難易度によって、鉄人コース(8km)、ずくだしてGOコース(4km)、ファミリーコース(レースではなく川遊びを楽しむもの)と分かれていました。
河川敷の砂利道を走るだけでなく、川を横断したり、時には川の中をグングンと突き進む難所もあったりと、距離の割にはなかなかハードなマラソンなのだと思われます。

ヘルメットの着用義務があるようです
ランナーは全員、ヘルメットを着用していました。大会規定で義務づけられていて、レンタルもしくは持参で参加するようです。何気に、ヘルメットの色が様々なので、ランナー達がカラフルに見えました。
あと、中にはコスプレ風の衣装で臨んでいる人もいましたが、他のマラソン大会に比べると少なかったのかもしれません。やはり、確実に水に濡れるので衣装のバリエーションが狭められますし、ペインティングとかしちゃうと川を汚すおそれもありますしね。

おもしろ衣装の人もチラホラ見かけました
あと、ざっくりとコースは決まっているものの、やはり自然任せな部分があってコース取りが難しそうでした。河川敷に思わぬ石が転がっていたり、川の流れが読めない箇所もあって、どこを走るかで疲労度が全然違います。

ちょっと不思議な光景ですが

逆流箇所が一番キツいらしいです

川では、足元をしっかり見ながら走ってました
また、天候等で地形が微妙に変わってしまうため、大会運営側もギリギリまでコースの修正を公式サイトで発表していたようです。イレギュラーなレースだけに事故リスクも高いでしょうし、運営する側も慎重に取り組んでいるものと思われます。

大変そうだけど楽しそう!
真夏の開催ですし、川にバシャバシャと入っていくのは、端から見ると気持ち良さそう!!
レース終盤は本当に疲労度がハンパ無いんだと思いますが、見ていて爽快感があるのは良いことですね。県内でもかなりマイナーな場所で、交通アクセスも良いとは言えないこともあり、ギャラリーは少なめでした。でも、取り組み自体は面白いので今後、もっともっと盛り上がってほしいなと思います。
ちなみに、本大会は環境問題への意識の高揚と啓発を目的に行なわれています。「依田川」を走ることで、川の魅力を再発見し、自然へ親しむことで河川環境の意識を高めようという趣旨があるようです。ぜひ興味ある方は、来年の『信州爆水RUN』にチャレンジしてみてください!!
信州爆水RUN in 依田川 オフィシャルサイト