長野ウラドオリ

信州のへんてこ情報ウェブ

下諏訪町には、誰のどんな願いでも叶えてくれる「いいなり地蔵」があった。

<スポンサードリンク>
sIMG_8753

下諏訪町に、「いいなり地蔵」というお地蔵様がいました。

誰の願いも言うなりに叶えてくれるので言成地蔵尊だそうです。なんと気前の良いことでしょう。気前が良いというか、便利で、参拝する側からすると非常に都合の良いお地蔵様ではありませんか。「いいなり地蔵」という響きも、なんだかドラえもんの秘密道具みたい。

ただ、少し冷静になって考えてみると、そもそも普通のお地蔵さんは、誰の願いでも叶えてくれるわけではないということですよね。男の願いしか叶えないとか、子供の願いしか叶えないとか、武士の願いしか叶えないとか、お地蔵様業界もセパレート化されているんでしょうか。

sIMG_8762
諏訪大社下社秋宮の裏手あたりにあります

sIMG_8758
小さなほこらです

sIMG_8760
いいなりになってくれるそうです

元禄の時代には、毎日のようにお参りする人があとを絶たず。ものすごく人気があったそうです。当時からずっと、みんなのいいなりだったなんてすごい。

しかも、明治になって一度薬師寺というお寺に移設されたものの、お地蔵様は、元あった場所へ夜な夜な少しずつ移動していたそうで、結局、今の場所に安置されています。ちょっとずつ移動するなんて、なんなか気味の悪いお地蔵様ですね。そこは、“いいなり”にならなかったことを思うと、わずかなプライドと人間臭さにキュンとします。

僕もそんなお地蔵様に、しっかりと手を合わせて願い事を伝えてきました。
いいなりになってくれるかな……。

誰のどんな願いでも叶えてくれると思うので、ぜひ行ってみてはどうでしょう。