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野尻湖の湖面にオフィスを構える株式会社LIGの社員寮(シェアハウス)に行ってきた

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ある日、このようなツイートを発見しました。よくuradooriでエゴサーチしているので、気になるものにはついつい反応してしまうのです。


ツイートをしているのは、東京都台東区にあるLIGという会社の方。LIGは最近、サテライトオフィスとして野尻湖の湖面に新たな拠点を創出した会社なのですが、ツイートをしてくれたのは、その野尻湖オフィスで働いている「のっちさん」という女性でした。

女の人に会いに行こう!って言われることはそうそうないので、やんわりとリプライを送ってみたところ、次のような反応が……。


い、いきなり誘われたっっっ。
しかも家に!?
会ったこともない女性が家に招待してくれるとは、なんとも開放的な人種!



というわけで、全く会ったこともない方にお会いするため、僕はひとり野尻湖へと向かったのでした。

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長野駅から電車に乗ります

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黒姫駅までは片道640円

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しなの鉄道北しなの線というものに乗り込みます

ちなみに「しなの鉄道北しなの線」は、元々はJR東日本信越本線だったのに北陸新幹線開通と同時に並行在来線として経営分離された路線。JRではないので、この区間は青春18切符の対象外となってしまいます。18切符ユーザーからすると、厄介な区間となってしまいましたね。

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すっかり空も暗くなる中、電車に揺られて黒姫駅を目指します

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長野駅から約30分で黒姫駅に到着

予定では黒姫駅に迎えに来てもらうことになっているのですが、全く会ったこともない人と慣れない駅で待ち合わせをするというのは、相手が20代の女性とは言え、なかなかエネルギーを使います。

日も沈んだ黒姫駅周辺は静まり返っていて、駅を降りた数人の乗客もすみやかに闇へと消えていきました。駅の前は広場のようになっていて、タクシーが1台停止中。しかし車の中に運転手はおらず、空っぽのタクシーが静寂をより静寂にしていました。

大丈夫なんだろうか。本当に来てくれるんだろうか。怖い人だったらどうしようか。
そんなことを思いながら待っていると・・・

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現れたのは黒い車

1台の車が止まり、人が降りてきたかと思うと、ボクの方へ寄ってきて軽くあいさつ。どうやらこの人が、連絡をくれていたLIGの「のっちさん」のようです。

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暗闇のなかにうっすら見える後ろ姿がのっちさん

指示されるがまま、車の後部座席に乗り込むボク。

このまま携帯の電波が届かないところまで連れ去られたら終わりです。いや、車に乗り込んだ瞬間、睡眠薬のようなものを嗅がされても終わりです。とにかく自分の運を信じるのみ。(いい人であってくれ!)

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車で移動……ドキドキ

話をするうち、どうやら金品を狙われているわけでも身体を狙われているわけでもなさそうな感じだったので、だんだん安心できてきました。まじで、いい人で良かったーー。初めて会った人の車に乗り込むって、なかなか勇気がいることなんだなと改めて実感しました。良い子は真似しちゃだめだよ。


そうこうするうち、最初に案内してもらったのがLIG野尻湖オフィスです。

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暗ッ!

いや、暗すぎて何も見えない。

オフィスなのこれ? え、これ大丈夫? っていうレベル……。まじかよ。

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LIGブログで紹介されていたのはこういう写真だったのだけど……

太陽の光が反射する美しい湖面と、おしゃれなサンデッキ。雰囲気たっぷりの湖面オフィス。そういうのを想像してしまいがちだけど、夜になったら一気に闇に包まれる。それがLIG野尻湖オフィスのリアルでした。ひぇぇぇぇー。

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フラッシュを焚いて撮影したのがこちら。ホラーテイストが増します…

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でも、中はちゃんとしたオフィスでした

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さわやかな屋根だけど、これ冬はまじで寒そう……

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というわけで石油ストーブが置いてありました

ここ、もともとはボート小屋として使われていたところをオフィスとして再利用しているようです。周辺住民の人からすると、あんな小屋で何をやってるんだと不思議がられそう。

馴染みがない人からするとよくわからないかもしれませんが、LIGはWEB系の会社なので、インターネット環境さえあれば遠隔地でも仕事ができるのだそうで す。夜遅くまで仕事をしていることも多いらしく、夜12時や1時までここにいたらさすがに集中できそう。周りはしーんと静まり返っていますからね。

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床の一部は剥がせるようになっていて、アクリル板越しに水が見えます

そして、次に案内してもらったのが。

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野尻湖シェアハウス(LIGの社員寮?)

野尻湖オフィスから徒歩10分ほどの場所にある一軒家。ここで、社員の方が共同生活を行っているそうです。DIYなどは自由に行っていいらしく、それぞれの個人部屋は自分好みの雰囲気に仕上がっていました。壁を真っ青に塗っていたり、壁にくじらの絵を描いていたり、割と自由な様子。

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玄関

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茶室もあったり(小林一茶の町だから?)

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共同ルームや、

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大きなキッチンがあります

この日は、モツ鍋を作って食べようということで、LIGの皆さんが美味しいお鍋をふるまってくれました(すごくいい人ばかりだった)。お鍋をやりましょうという時に、なかなかモツを仕込むことってないので、ちょっとびっくり。手が込んでいる。

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LIG鍋

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LIGのみなさんと

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冷蔵庫がたくさんあったのはなぜだろう……?

ずっと一緒だと気苦労もあると思いますが、こうして賑やかに共同生活ができるのは、良いですね。静かな田舎にいても寂しくならない。

本社は上野にあり、そこに全社員が集約していてもいいはずなのに、敢えて野尻湖にも拠点を構えるというのは一種のチャレンジなのだと思います。地方の仕事の裾野を広げるとか、自然の中で暮らしながらちゃんと収入を得る働き方とか、世の中に提示できるものも大きいのではないかと。すべての会社が真似できるわけではないですが、こういう会社が長野県に増えたらいいなーと思いました。


LIG野尻湖オフィスの皆さん、寒い冬をどうか無事で乗り切ってください。