
味噌川ダムというウソみたいな名前のダムに行ってきました。
木曽のあたりでたまたま看板を見つけ、そんな川あるのかと思い気になったので行ってみると、やっぱり味噌川ダムという名前で合っていました。味噌ですよ、味噌。信州って味噌が美味しいですけどね、そういうことじゃなく。味噌川って、どんな川なんだっていうね。

味噌川ダム

味噌川ダム

味噌川ダム
さすがに冬なのでダム行くと寒かったです。でもさすが木曽川の源流付近の水。すごく綺麗なんだなというのが遠くから見てもわかります。
ちなみに、木祖村の「祖」が木曽川の「曽」じゃないのは、木曽川の祖という意味だからだそうで。信州鉢盛山から、岐阜、愛知、三重を経て伊勢湾に注ぐ木曽川。その源流が木祖村にあるんですね。
・・・ただ。
そんなことより、味噌川ダムという不思議な名前が気になります。

管理所へ

味噌川ダムのダムカード
※ダムカードというのは2007年頃から日本各所のダム管理所などで無料配布されている、カード型のパンフレットです。
ダムカードを貰うついでに、管理所の人に味噌川ダムの名前の由来について聞いてみると。もともと、木曽川の源流付近は、「まだ木曽川になってない」という意味を込め、「未曽川」と呼ばれていたそうです。

源流付近は未曽川と言ってたらしい
それが、いつの間にか通称名として「味噌川」と呼ばれるようになり、味噌川のダムだから味噌川ダムという名前になったんだとか。
また、氾濫で水が味噌の色みたいに濁るから「味噌川」と呼ばれた説もあって、どちらの説が正しいのか。また、両方の説を立てて味噌川と呼ばれているのかは、よくわからないのだそう。

味噌川ダム?
それにしても名前は「木曽川ダム」でいいんじゃないかなと思いつつ。信州っぽいし、味噌川ダムという名前もなんか面白くていいなと。そんなことを思いました。
独立行政法人 水資源機構 味噌川ダム管理所