
何か違和感があったので、空家のガラス窓に目をやると、なんとそこには無数の「尾崎豊」という文字。最初は何が書かれているのか分からなかったのですが、どうやら漢字だな……と気づき、次に同じ文字列だなと分かり、近付いてみると全て「尾崎豊」という漢字3文字でした。ペンキやマジックで書いたものではなく、どうやら埃を被ったガラスの上から指でなぞった感じ。人が住んでいる家ではないようですが、いったい誰が書いたんでしょうね。

茅野市の某所にあります
まだまだ手を加えれば人が住めそうな感じの空家。ヒトサマの家なので正確な場所までは示しませんが、それにしてもなんとも不思議な落書きです。いや、落書きだと決まったわけではありません。何かの暗示、暗号、メッセージかもしれないのです。

書ける部分には全て「尾崎豊」書かれています

アルミドアにも「尾崎豊」
この家の持ち主が「尾崎豊」という名前でもなければ、理解できないというくらいに、びっしりと「尾崎豊」と書かれています。それとも、盗んだバイクで走り出したり、行儀良くマジメなんて糞食らえと思っている人が、自身の人生観を込めて書いたのでしょうか。
伝説のシンガーソングライター尾崎豊氏は、『卒業』という曲の中で「夜の校舎、窓ガラス壊してまわった」と歌い上げています。ここでは「茅野の空家、窓ガラス文字書いてまわった」とでも言うのでしょうか。もし持ち主が書いたのだとすれば、よほど『尾崎豊』のことがスキなのかもしれません(ちょっと考えづらいですが)。

とにかくびっしり!!

縦書きだったり横書きだったり……
ここまで延々と書き続けられるって、なかなかの精神力だと思いますし、指だけで書いたものだとすれば、ある程度最近書かれたもののように思います。このあたりには、よほど尾崎豊を崇拝する人がいるのでしょう。1980年代に10代を中心に絶大なる支持を集めたカリスマ歌手。2013年になっても未だにその魅力が続いているというのはスゴいことですね。