
「長いなぁ、おい」
諏訪市にある北斗神社という神社です。諏訪大社の上社本宮から、上社前宮の方向に進むと山の斜面に見えてきます。存在感あるからすぐわかる。
古事記にも登場する、すべての神様のはじまりとされる『天御中主命(アメノミナカヌシ)』を祀っています。天御中主命(アメノミナカヌシ)は、北極星を司る神とも言われていて、北斗神社という名前が残っているんだと思われます。星を祀るから、あんなに高いところに“ほこら”があるのかと、納得。
…にしても高い。
以前、2月に訪れたことがあるのですが、雪が積もっていて登れませんでした。
今回は登れそうなので、上まで行ってみます。届け、北極星へ。

看板もあります

なかなか手強い神社です
とは言え、階段がたくさんある寺社ってそんなに珍しくもありません。山のに行けば、1000段近い石段を登って本堂まで行く神社もありますし、北斗神社だけが特別ってことでもないのです。
ただ、しかし……。

なかなか急勾配です

石段から横の山を見た様子。すごい傾いてる…
Googleマップで標高と距離を計測すると、だいたい勾配62%になりました。ざっくり計算なので正確ではないと思いますが、なかなかの急勾配です。怖い。
ネットで「北斗神社 傾斜」と検索すると、「45度越えてんじゃないの?」というような記述も多数見つかりましたが、体感的にはそれくらいあります。(実際、45度越えてたらそれはもうクライミングです)

最後の方は手すりがついてました
結果、僕が数えた感じだと石段は全部で198段。思ったより少ない感じもしますが、最初にドドーンと全貌を見せられるので、数字以上のインパクトがありますね。

厳重に閉ざされていた「ほこら」

こんな景色が見えます
ほこらからの眺めは抜群でした。
夜なら北極星がきれいに見えるんでしょう。見えてもらわないと困る。
諏訪大社がある諏訪地域では、歴史上、重要な役割を担っていた神社がたくさんあります。なかなか全てを回ることは難しいかもしれませんが、北斗神社はインパクトもありますし、眺めも良いし健康ならぜひとも登っておきたいところです。

下りるのも怖いけど
近くには神長官守矢史料館もありますし、ぜひお散歩がてら(?)行ってみてはどうでしょう。良い経験になると思います。
▼鹿の脳みそに、ウサギの串刺し、驚き満載の『神長官守矢資料館』は古い祭りの伝承館!! : 長野ウラドオリ