
ちょっと変わった…いや、かなり変わった『正午の庭』というお店に行って来ました。
店の入りづらさは随一でしたし、中に入っても怪しさ満載。
いきなり出迎えてくれたのが「はじめまして毛利です。内的宇宙、正午の庭へようこそ」という謎のメッセージ。全然、毛利衛さんの顔じゃないし、内的宇宙というサイケデリックな感触がなんともたまりません。
しかもこのお店があるのは、長野県下諏訪町。とっても長閑で歴史的な町なのに、それにおおよそ似つかわしくない空間が広がっていたのです。
でもそれだけに、なんだかゾクゾクする。

カフェタックというお店の2階にあります
下諏訪駅から徒歩7、8分。ガレットが美味しい『Cafe TAC』というお店の2階にあります。
道路に面した扉から2階に上がることができるので、1階の『CafeTAC』とは動線上はつながっていませんでした(中ではつながってるみたいなのですが)。

扉を開けて中に入ったところ
中に入ると左手に階段があって、それを上っていきます。
お店というより、ほぼ民家ですね。

手すりもあるから安心だ
いくら「ご自由にどうぞ」と言われていても、なかなか勇気がないと、こういう空間に足を踏み入れづらいんじゃないかなと思います。でも、そんな時はいつもの自分を忘れて「えいや!」と入ってみるのがオススメです。きっと大丈夫だから。

ほら、階段を上がるとちゃんと案内紙が出てる

いよいよ「正午の庭」の入口

なかなかの怖さです…
2階に上がると、いかにも民家っぽい廊下(というか民家なのだけど)があって、手前の一室だけド派手
な装飾がされていました。よくよく見ると一般家庭にあるような普通の引き戸なのですが、絵のパンチが強すぎて、異様な空気が漂っています。

そして中に入ったらコレと出会うのです

レコードが大量に置かれていたり

不思議な雑貨がたくさん

絵もあった
とっても不思議なワンダーランド。
ヴィレッジバンガードからポップさを吸い上げて小さくしたようなお店です。
メインで扱っているのは古いレコード類で、聞いてみると、そのほとんどが店主の私物なのだそう。
ちなみに、かなり独特な空間なのでどんな店主さんなんだろうとビクビクしていましたが、すごくノーマルな感じの方でした。「店の中って写真撮ってもいいですか?」と聞くと、やや高めの声で「ええ、どうぞどうぞ」とにこやかに。
店の雰囲気からイメージされる感じと、実際の店主さんがかけ離れていて、そのギャップにもハマりそう。
ということで。
せっかくだし、何か買って帰ろうと思って目にとまったのがまず、これ。

猫の絵が描かれた、何かわからないモノ(800円)
呪いの人形とか、不思議なシールなんかもあったのですが、どうせなら未知なるものを買おうと、よくわからない箱を手にとりました。どうやら外国製の“何か”っぽいのですが、いまいち何なのか検討もつきません。

家に帰って開封するとこんなものが入っていました
それは、ネコとネズミのおもちゃでした。
ネコの前足と、ネズミの身体に磁石がついています。
磁石の反発で逃げるネズミ、それを追うネコ。そして、それを操作する僕。
ネコの前足を持ち上げると、磁石が引き寄せ合って、ネズミを捕獲できるというおもちゃです。

なんじゃこれ!
商品までワンダラス。
まさに、インナースペースに入り込んでくる感じがあります。
きっと今後使うことはないけれど、買って良かった。
ありがとう。『正午の庭』。
そして、もう一点。

こんなものも購入しました
こちらの商品は値札が付いていなかったので、いくらするんだろう?と思って購入したものです。
あらかじめ値段を確認することなく、店主に渡したところ。
「えっと、えびすビンゴカードは800円ですがよろしいですか?」
と言ってくれました。こんなサイケデリックワンダーランドに身を置く店主の口から「えびすビンゴカード」という言葉が聞けただけで満足です。
▼正午の庭
長野県諏訪郡下諏訪町御田町上3158
http://shogononiwa.blog129.fc2.com/
あとでわかったのですが、このお店。
なんと、ステキなローカルの魅力を発信するWEBマガジン「コロカル」でも紹介されていました。
すごいステキに紹介されてるやん。
▼古書店「正午の庭」は、偏りある尖ったセレクトが魅力!|おでかけコロカル 長野編|「colocal コロカル」ローカルを学ぶ・暮らす・旅する