
長野県信濃町。
国道18号を走っていると「そば処ふじさと」という看板が見えてきます。
店は15時までなのですが、店が閉まってもお客さんはちょこちょこやってくる。……というのも、実はここ。店の前に「そば&うどんの自販機」が設置されているんです。

広い駐車場

たばことドリンクのあいだに、そば&うどんの自販機

そば・うどんともに250円、ボタン押すとカウントダウンがはじまります

もし出てこなければすぐ来てくれるみたい
かなり昔から、この自販機はすでにあったようで彼此ウン十年前に設置。現在、製造は中止されているらしく、壊れてしまったら終わりなんだとか。
同様の自販機は全国にちらほらとあるみたい。ちなみに、NHKで放送していたドキュメント72時間では秋田県にある「うどん&そば自販機」が取り上げられ、そのレトロさと哀愁が話題に。その後、撤去されることが決まったのですが、それを惜しむ声が多く、場所を変えて営業を継続されることになったそうです。
▽秋田港の「うどんそば自販機」が道の駅へ移設され営業継続決定 - ねとらぼ
なかなか街中で見ることのない自販機なので、若干の不安はありますが、ちゃんと稼働してます。お金入れたら、うどん・そばが出てきます。

25秒経つと出てきます

割り箸と七味もボックスに入ってます

天ぷらうどんは関西風の薄味でした

こっちは天ぷらそば
なかなかレトロで稀有な自販機ですから、その存在自体に価値がある。味には全く期待していませんでした。でもでも、さすがに超絶品というわけではないのですが、思ったより美味しかったです。
信州はそばの国ですし、「ふじさと」も手打ちそばの店だったわけですが、どちらかというとうどんの方がオススメ。そばは、ちょっと“もっちゃり”してました。

意外と人がくる!
そして、意外にもちらほら人がやってきます。この味を求めているのか、わざわざこのレトロ感を楽しみたいのか。常連さんという感じよりは、もの珍しさに来ているような印象でした。
ちなみに、この自販機の仕組みですが、Youtubeに自販機の裏側がアップされていました。意外とシンプル。熱湯が注がれるのが豪快ですね。